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探偵の選び方

「探偵に調査を依頼するなら、どこに依頼したらいいの?」

やれやれ、この質問はもう聞き飽きたよワトソン君。そんなことより進撃の巨人の最新刊読んだ?結構すごい展開になってきたよね。ちなみに小沢はリヴァイ兵長に似てるってたまに言われるよ。

そろそろ真面目に書きますね。
まぁ冒頭にふざけた事を書いたのには理由があるんですよ。だってこのブログは集客が目的じゃないから、ネットに溢れかえっている他のサイトと一緒にして欲しくないんですもん。そこで最初にふざけた事を書いておけば「こいつヤバい奴だ」とか「こいつ調査兵団だったのか」とか思ってくれるじゃないですか。え?理由になってないって?

さて今回は、わりと色んなとこから怒られそうだけど、今日における探偵のネット集客実情について物申します。

この手の質問、つまり探偵社の選び方についての情報をネットで検索すると、まぁとにかく色々と出てくるんですわ。まず上の方にこういうのが表示される。

 

『探偵なら私達にお任せください!』

『TV掲載多数の探偵社!』

『浮気調査なら〇〇探偵社!』

『やっぱり大手探偵社が安心!』

『弁護士も推薦の探偵社!』

『新一……』

『らぁああああんッ!!!』

 

といったように、いわゆるリスティング広告がズラーッと並んでくる、ちなみに最後の2つは嘘です。このリスティング広告を出すのに、探偵社はめちゃくちゃ高い広告費をかけてるんですよね。お金にものをいわせた血みどろの殴り合いが行われているのです。そしてそのリスティング広告の下の方はこんな感じだ。

 

『東京でおすすめの探偵会社ベスト3!』

『探偵事務所人気ランキング!』

『失敗しない探偵社5選!』

『信頼できる探偵社まとめ』

『新一……』

『らぁああああんッ!!!』

 

もうアフィリエイトのサイトばっか、しかも探偵の事をあまり知らない素人が頑張って作ったサイトね。そもそもランキングってなんですかね?何を基準にしてるんだろう?あと劇場版名探偵コナンで最後の2つの台詞が無い映画の予告編って無くない?

それ以外では、一見 個人ブログの様に見えるサイトでも、最終的にはどこかしらの探偵社のサイトへと誘導するものだったり。実に商業的で人間味がない、そもそも著者の設定とかちょっとブレてたりするし。

 

・探偵の調査依頼
・美容整形
・借金や財務整理

この3つに共通するのは「人に言えない秘密」を扱う性質上、基本的に大多数の人がネットで調べる事でしか業者を選ぶ手段がないサービスという点だ。単価もそれなりに高い為、アフィリエイトの報酬も高額に設定されているところが多い。故に 探偵のアフィリエイトで溢れかえってしまうのは、致し方無い事なのかもしれない。

 

でもそれによって、本当に探偵の助けが欲しいのに、ちゃんとした探偵社を選べずに困る人が出てきてしまうのは実に残念なことである。だから僕は、どこか特定の探偵社に対しての誘導やアフィリエイトはしないし、好き勝手に探偵の事をブログに書いていくつもりだ。

 

実をいうと 僕は生活の為というよりかは、好きで探偵の仕事をしている。たくさんの仕事を抱えてしまうと ひとつひとつの案件としっかり向き合う事ができなくなってしまうので、最近はもうあまり無理はしないようにしている。なので平気でバンバン依頼断りますよ。「奥さんそれ本当に調査する必要あるんですか?ちゃんと旦那さんと話し合えば済む事じゃないですか?お金もったいないですよ」とか普通に言っちゃう。だって、探偵ってのは本来そうあるべきものだと思うから。

 

探偵や調査に関しての真剣な相談には乗ります、小沢までご連絡ください。

 

過ごしやすい夜

今僕は山梨のとある旅館でこの文章を書いている。

私的な旅行ではない。浮気調査をしてる。

 

小学生くらいの頃だろうか。毎年、夏休みになると家族旅行で山梨に行っていた。車でいくのだが、夏休みの渋滞ラッシュを避けて、夜になってから家を出発する。

その時、日常である東京から離れていく中で感じるドキドキやワクワク。

「変性意識状態」「トランス状態」「非日常への扉」「ハレ」とでも言うのか。

家族みんなで小さな車に乗り込むと、カーステレオからは親父の趣味のアメリカンオールディーズや70年代ポップスが流れてくる。その曲に合わせて、夜の高速道路をビュンビュン走り抜ける。最初の数十分はワクワクが止まらずに、夜の風景を眺めているのだが、次第に車に揺られながら寝てしまう。

どれだけ時間が経ったかわからないが、車が止まり目が覚める。目的地に着いたかと思えば、まだそこはサービスエリアだ。寝ぼけながらも車から降りて、無数に並んだ自動販売機でジュースを買ってもらったりする。それを飲みながら夜空を見上げると、無数の小さな星が見えて心が躍った。

たくさんの長いトンネルを抜けて、目的地に着く頃には深夜になり、街灯もない車のヘッドライトだけが頼りの山道に。宿に着くと、親から旅行中の暇な時間用に買ってくれた本を与えられ、虫の声をききながら眠くなるまで本を読んでいた。

その頃の記憶や感覚が、なんとなく蘇ってきている。
今日はすごく過ごしやすい夜だから。

 

探偵ってのは、みんなが思っているよりも、大胆に尾行したりする。

実をいうと今だって、対象者(ターゲット)のすぐ隣の部屋に宿泊しているし、さっきは温泉で対象者と出くわして、ちょっとのあいだ一緒に露天風呂にも入った。

対象者は、まさか自分が監視されているとは思っていない。僕の見た目だって、どこにでもいそうな普通の男だし、探偵だとは夢にも思わないだろう。

探偵とはそういうものだ。

対象者の部屋の灯りが消えている。今頃不倫相手と不貞でもしてるのだろうか。

明日は朝食を食べてから、お昼くらいには山梨の観光地へとかに向かうような流れだろう。対象者の車には最新のGPSがついているので、追跡もらくちんだ。慣れてしまえばただの旅行である。行き先は知らせてくれないけど。

またいつか家族旅行がしたい。