探偵の占い

10年近く前の話だ。僕がまだ新人探偵だった頃。
調査をしていた案件の対象者は、とあるラウンジ(キャバ)嬢であった。
依頼者である奥さんの旦那と不倫をしていた。

既に、ラブホテルでの不倫映像の撮影には成功し、彼女の勤務先の店舗までも特定できていた。しかし最後の詰めであるところの、彼女の自宅のマンションの号室の割り出しが どうしてもできなくて悩んでいた。

集合住宅の場合の号室の特定は結構重要で、証拠としての信憑性が増すし、裁判で内容証明郵便を送る際にも必要になる。

尾行によって特定できた彼女の住んでいるマンションは、港区にある某タワーマンションだった。20階建ての大きな建物でセキュリティは万全。一緒に中に入れば不法侵入になってしまうのでコンプライアンス的にアウト。もちろん外から玄関のドアを見ることもできない。何号室に住んでいるかの割り出しは困難を極めた。 

困ったなぁ…

事務所で悩んでいたところ、先輩のMさんがやってきた。彼は関西出身の凄腕の探偵であり、ちょっといい加減だがどこか憎めない人物である。

「小沢君、例のラウンジ嬢の案件、手こずってるみたいやん?」

「そうなんですよ、不貞は撮れて宅割りまでしたんですが、号室ちょっと厳しそうです…」

「俺なら、号室割れるで」

「え、マジですか!?」

「まかせとき」

そしてなんと、対象者である優子(仮名)の働いてるラウンジに内定調査をすると言いだしたのだ。まさか本人から直接聞き出すつもりとは、なんて大胆なんだ…!

その日の夜、先輩についていき、優子の働いているラウンジに入店した。

先輩は優子を指名。

僕はドキドキしていた。

先輩 / 先輩についた優子 / 小沢 / 小沢についた女子 の4人で話を始めた。

もちろん探偵という職業は明かさずに、普通のサラリーマンの先輩と後輩で、たまたま通りがかった一見さんという設定だ。

さすがは先輩、女の子を楽しませるしゃべりが上手く、どんどん2人と打ち解けて和んでいく。僕もトークに自信がないわけではない、負けじと場を盛り上げる。

優子「Mさんも小沢くんもおもしろ~い、楽しくてもうどっちがお客さんだか分からないや(笑)」

よし、ひとまずは良い感じだ。もはや僕たちが探偵だとは夢にも思っていまい。しかしどうやって話題を自宅にもっていって、かつ怪しまれる事無く号室を聞き出すんだ…?

ここで先輩が仕掛けた。

先輩「そういば俺、占いできるんや」

女子「そうなんだ。生年月日とかで?手相とかで?」

先輩「ちがうちがう。そんな在り来たりな占いじゃなくてな、俺が独自に編み出した、めちゃくちゃ的中率の高い特殊な占いや」

優子「え~どんな占いなの??」

先輩「号室占いや」

僕は震えた なんだこの人は 天才か。笑

女子「え~なにそれおもしろい(笑)」

先輩「でもこれが当たるんや、試しに言ってみ?」

女子「あたし302号室だけど」

先輩「あぁ~302号室ね、はいはい…302号室に住んでる女の子ってのはな…」

適当なことを言うかと思いきや、先程までの会話の中での彼女の性格や情報を踏まえた上での ホットリーディングを用いた内容で、わりとそれっぽい占いになっているではないか。恐るべし号室占い…!

女子「すご~い!結構当たってるかも!」

先輩「せやろ?」

優子「えじゃあ私も占って!私は803号室!」

一瞬だけ先輩と僕の目が合った。

勝った…

それからは、ひとしきり話をしてから、僕らは店を後にした。

こうして依頼者には、全ての情報と証拠をそろえて調査報告をすることができたのだ。このMさんの必殺「号室占い」は探偵仲間の間でも、いまだに軽い伝説となっている。

とはいえ、占いの最後に『近いうちに、自分のした事に対しての天罰がくだる可能性が高いから要注意やで』というブラックユーモアを添えていたあたり、この占いは案外当たっているのかもしれない。

探偵小沢からのご挨拶

自己紹介をしておこうと思う。

小沢といいます。
僕は探偵という仕事をしている。

都内の某有名私立大学を卒業したのに、こともあろうに新卒で探偵の仕事に就いた変わり者だ。尾行・ナンパ・ゲーム実況が得意。 探偵歴は10年程、手がけた案件は700件を越える。

ただ、人里離れた雪山のペンションで密室殺人事件にでくわして電話線を切られたことはないし、ベイカー街に住んでもいないし、麻酔を仕込んだ腕時計もしていないし、伊達にあの世も見ていないし、祖父の名に懸けて何か大きな発言をしたことはない。

だけど、そういったフィクションよりもよっぽど、人間が持つ闇の部分というか、生々しい瞬間というものを、自分自身のこの眼で見てきた。

「事実は小説よりも奇なり」である。

このブログでは、世間ではまだまだ認知度の低い「探偵」について発信していこうと思う。探偵に対して「怪しい」というイメージを持つかもしれないが、依頼者からは今後の人生を左右するような切実な願いを託されており、失敗が許されない仕事をしているのだ。実はみんなが思っている以上に、どうしても探偵の助けが必要な状況に陥ってしまった人間ってのは、たくさん居る。探偵はそういう困っている人達の味方だ。何よりも、僕の掴んだ証拠で人生が好転していった依頼者は多い。

そしてこのブログは調査の集客が目的ではない。ネットで見かける探偵のブログや記事なんかは、ほとんどが自社の宣伝目的か、どこかしらのサイトへ誘導するアフィリエイトで溢れかえっている。まぁどこも嘘ばかり書いてあるし、実にうさんくさいし商業的で人間味がない。

自分で言うのもなんですが僕はかなりの売れっ子で、Twitterでも一万人をゆうに超えるフォロワーさんがいて、仕事の依頼は常に複数抱えている。なので、このブログは完全に僕個人の趣味で超自由に書いていく。よくある広告とかも見にくくなるから一切張らない。

このブログを通じて、探偵がみんなにとってより身近な存在になってくれたら嬉しい。探偵業界のイメージ向上ってやつだ。単純に探偵という仕事に興味がある人はもちろん、浮気をされた人・浮気をしてる人、これから探偵になりたいなんていう人にもオススメだ。

それとモテる人達や複数恋愛をするような人には、絶対に僕の探偵対策術が役に立つ。今まで何人もの 恋愛強者 の浮気の証拠映像を撮ってきた。調査知識の無い彼(彼女)らに対して僕は、多くの鉄槌を食らわせてきた張本人でもある。探偵はモテる人間の天敵のような存在ともいえるだろう。

匿名とはいえ、個人でここまで赤裸々に探偵としての情報発信を行なっているのは、業界でも僕だけだ。それ相応のリスクを背負う覚悟と自信の表れなのだよワトソン君。

よろしくどうぞ。
Twitter⇒探偵小沢

【浮気調査】現役の僕がどこにも載ってない探偵事情と選び方を教える

「浮気調査の依頼をするなら、どこの探偵がおすすめ?」

やれやれ…この質問はもう聞き飽きたよワトソン君。

冒頭からすいません、小沢です。
まずこのページに辿り着き、今この文章を読んでいるあなたに「おめでとう」と言いたい。なぜならこのブログは、探偵業界の裏事情に詳しいこの僕が、営利目的というよりかは単純な趣味で好き放題に書いている、ネット上で唯一の(少しどうかしてる)探偵ブログだからだ。

僕は大学卒業後に新卒で探偵になって今年で探偵歴11年。大手探偵社の役職を経て複数の探偵社の立ち上げとコンサルを経験し、手掛けた依頼は700件以上の現役探偵です。探偵いち個人が、ここまで赤裸々に探偵の情報発信を行なっているのは、探偵業界でも今のところ僕だけで、まぁ自分で言うのもなんですが ぶっちゃけそこそこ売れっ子です。Twitterでも、ゆうに1万人を超えるフォロワーさんがいて、ありがたいことに仕事には全く困っておりません。なので、この記事では他のどのサイトにも載っていない情報をぶちまけて書いていく。

  

あなたにとってベストな探偵社は?

先に結論から言うと、依頼者の最終的な目的・調査内容・既に持っている情報・資金等により、調査規模や調査方法が全くもって変わってくる為

『一概に言えない』

これが答えだ。ある程度のヒアリングをしなければ、ベストな探偵社なんて僕でもわからない。

僕のもとへ相談に来た依頼者さんのほぼ全てが「まさか自分の人生で探偵に浮気調査の依頼をする日が来るとは夢にも思っていなかった…」と仰っていた。それもそうだろう、多くの人にとって探偵なんてドラマや漫画の世界だけの架空の存在だ。

だから、いざ探偵に浮気調査の依頼をしようとしても、どうしたらいいのかなんて全くわからないのが当たり前だ。「人に言えない秘密」を扱う性質上、友人はおろか親族には尚更相談ができない内容の人もいるだろう。そして当然、探偵の口コミや評判などを日常生活で耳にすることなど皆無なはずだ。

そうなると現代社会においては、ほぼ全ての人がインターネットの検索サイトで探偵について調べることになり、そこで初めて探偵の情報に触れる。だが、ネットでの探偵選びには多くの罠が潜んでいるのだ。そこで今回は、昨今の探偵業界におけるネット集客の実情を、探偵側の内事情も明かしつつ解説していこう。(色んなとこから怒られそうだけど…)

ぜひとも探偵選びの参考にして欲しい。

  

探偵のネット集客の闇

1、リスティング広告

まずGoogleやYahoo!で「探偵 浮気調査」と検索すると、だいたいは1番上にこんなのが表示される。

『浮気調査なら ○○ 探偵社!』

『業界最安!料金で選ぶなら○○探偵!』

『絶対に失敗したくないなら○○探偵!』

『やっぱり大手探偵社が安心!』

『TV出演多数の探偵社!』

『警察OBや弁護士と連携の探偵社!』

『新一……』

『らぁああああんッ!!!』

いわゆる「リスティング広告」と呼ばれるものがズラッと上の方に出てきます。最後の2つは嘘です。よく見ると下の方に「広告(AD)」って書いてありますね。実はこのリスティング広告を出すのに、全国の探偵社はGoogleやYahoo!等にめちゃくちゃ高い広告費を払っているんです。リスティング広告とは、簡単に説明すると、指定したキーワードに対してオークション形式で決められた資金を入札し、自分の出した広告が1クリックされる度に単価に応じた料金支払いが発生する仕組みの広告です。

つまり、1番上に出てくるからって、その探偵社が1番良いってわけでは決してない。単にその検索キーワードに対して1番高い広告費を払っているというだけです。 要は お金にものをいわせた殴り合いが行われている。 そしてこのリスティング広告費用を賄う為に、調査料金が高額になってしまい、それを依頼者さんが負担するという構図になっているのが探偵業界の実情です。概して大手探偵社の調査料金が高額なのは、こうした背景があるからなのです。 (2019年11月現在、大手探偵社の広告費はおおよそ月間3000万程です)

このあたりの広告宣伝費の仕組みが改善されれば、もっと調査料金も安くなって、探偵がより多くの人に気軽に利用してもらえるサービスになると思うんですけどね。精進致します。

余談ですが ここだけの話、ライバル探偵社のリスティング広告に対して、わざと不正クリックを繰り返して、相手の広告費を無駄にすることで資金を削り合うという非常に情けない攻防が、広告を出している探偵社同士で日常的に繰り広げられています。つい先日もこの不正クリックの裁判で戦ってましたよ。どこの探偵社とまでは言わないでおきますが、夫婦で探偵会社を共同経営していたのに、浮気が原因で離婚して分社してまでこんな喧嘩を続けているとは、なんともまぁ皮肉な話ですよね。

あとリスティング広告に似たものでリターゲティング広告ってのもあります。ほら、Google検索で一度「探偵」とか「浮気調査」とか調べちゃうと、その後に探偵の広告がめっちゃ出てくる様になりませんか?あれです。 大手の探偵社はリターゲティング広告にも相当広告費出してます。ちなみに僕のこのブログには広告を一切張っていません。もし広告を張れば僕にまぁまぁお金が入ってくるのですが絶対に張りません。なぜなら せっかく読んでくれてる人が見ずらくなっちゃうだろうし、こういう広告に出てくる探偵社でまともなところを僕は知らないからです。

  

2、アフィリエイト広告

そしてそのリスティング広告の下の方はこんな感じだ。

『おすすめの探偵会社ベスト3!』

『探偵事務所人気ランキング!』

『失敗しない探偵社5選!』

『信頼できる探偵社まとめ』

『東京の大手の優良の探偵特集』

『新一……』

『らぁああああんッ!!!』

インターネット上で、やけに探偵のことをまとめたこんな風な情報サイトをよく見かけませんか?あと最後の2つの台詞が無い劇場版名探偵コナンの予告編って無くないですか?

アフィリエイトとは、簡単に説明すると、インターネットを利用した成果報酬型の広告のことです。その広告をクリックしたユーザーが、広告主のサイトで商品を買ったりサービスに申し込んだりすると、紹介のお礼として報酬を得ることができるというわけです。

そしてこの探偵のアフィリエイトなんですが、実はアフィリエイト業界の中でもなかなか美味しい案件でして、結構高額の成果報酬なんですよ(およそ1件につき10000円以上)。その為、探偵の情報サイトはアフィリエイター達の間での激戦区となっております。どうりで探偵についての情報サイトが多いわけですね。だって考えてもみてくださいよ、もし何の利益もなかったらあんな親切(そう)に探偵のことを紹介したサイトなんて誰が手間暇かけて作りますか?まぁつまりそういうことなんです。

そしてこのアフィリエイトサイトなんですが、少し言い方が悪いかもしれませんが、現役探偵の僕から言わせてもらうと、探偵社についてはちゃんちゃらおかしい内容が書かれています。あ、先に言っておきますが、僕は別にアフィリエイターをディスりたいわけではありません(お付き合いをさせてもらっている優秀なアフィリエイターの友人もおります)。ですが、多くのサイトでは、ぶっちゃけ素人に毛が生えたレベルの人間が書いた非常に無責任な内容の記事を目にするのは紛れもない事実です。

だってそもそも『おすすめ探偵ランキング』とか意味不明じゃないですか?一体何を基準におすすめしてるんだろうって思いません?もちろんその記事を書いている人間が、過去に複数の探偵社に実際に調査を依頼して、その調査結果を元にランキングを作成しておすすめしているならまぁ話は別ですけど、そんな記事を見た事はない。

探偵社を格付けしているアフィリエイター達の謳い文句がなかなか香ばしいので、いくつかピックアップして紹介します。

◆全国14拠点に店舗展開!
⇒実は屋号登録のしてある調査員が住んでるアパートの一室の住所なんだよなぁ…

◆警察OBも連携の安心の探偵社!
⇒いわゆるただの天下り、調査に関しては特に何の役にも立たない。

◆弁護士が選ぶ探偵ベスト1
⇒錯覚資産おつ。

◆ベテラン調査員!
⇒ベテランの定義は?ってかそこの探偵社は外注に仕事ふりまくってるけどな。

◆探偵業法届出のある正式に警察認可の探偵!
⇒今どき業法届出を管轄公安委員会に出してない探偵社を探す方が逆に難しいわ。

◆依頼の料金が20〜40%OFF!
⇒いやいやよく考えればそんなことあり得ないって分かるじゃないですか…

◆アドバイザーが探偵を選んでくれる!
⇒社名の違う系列の探偵(グループ会社)に仕事ふってるだけ、微妙な案件は外注に投げて中間搾取。

◆たしかな調査力!
⇒たしかなちょうさりょくwww

こういった文言を巧みにを並べて、成果報酬の欲しさに強引に問合せに誘導しているんですよね。そして当然のことながら記事を書いている人間は、これらの探偵の内事情を全く理解していないので、いかに無責任なアフィリエイトになっているかがお分かり頂けるだろう。

・恋人は浮気してるかも?浮気チェック10項目!
・LINEで浮気を見破り自分でバレない証拠探し!
・不倫をする男性の心理状態と4つの浮気タイプ!
・AB型の浮気の特徴は?傾向を大分析!
・結婚式の二次会は注意!?浮気につながるイベント対策!

あとはSEO対策でこんな感じの いかにもなタイトルの記事を量産して、サイト訪問者の不安を煽りまくってから探偵への問合せに誘導。そして極めつけはサイト管理人のプロフィール。

★このサイトの運営者★
子持ち主婦の美雪です!このサイトを立ち上げたきっかけは旦那の浮気でした!実際に探偵に依頼して証拠をゲットしました!でも探偵選びって難しい…そこで、私の過去の経験から少しでもみなさんの役に立たてればと思い…(以下略)

泣けるぜ!健気な似顔絵イラストで好感度もアップ!似たような境遇でシンパシーだ!バンバン探偵まとめ記事も量産する!なんて親切な主婦なんだ美雪!でも注意して見ると自分の設定がブレてる記事がたまにあるぞ気をつけろ美雪!

ライティングは上手いけど探偵のことをほぼ何も知らない外注のライターさんが書いたサイトってマジで多いです。まぁランサーズとかのクラウドソーシングのサイトで探偵ジャンルの記事ライティングの代筆依頼って常にたくさんありますからねぇ…法人サイトの人海戦術恐ろしや。

探偵のみならず、借金・債務整理や美容整形など、他人に相談しにくいサービスは基本的にネットで調べることでしか業者を選ぶ手段がないですからね。故にネット検索が探偵のアフィリエイトで溢れかえってしまうのは、致し方ないのかもしれない…でもそれによって浮気や不倫などで精神的にも追い詰められ、本当に藁にもすがる思いで探偵を探しているような依頼者さんが、不確かな情報に踊らされて搾取されてしまうのは実に残念なことである。

平成18年(2006年)に探偵業法が制定されてからは、悪徳探偵も減ってきている昨今、いまだに探偵業界が不明瞭で怪しいとかイメージが悪いのは、何も探偵側にだけ原因があるのではなく、探偵アフィリエイター界隈のこういったネット集客事情にも原因があるのではないかと僕は思う。

  

3.探偵の自社宣伝ホームページ

あとはそれぞれの探偵社の自社宣伝の公式HPが検索結果に出てきます。一般の方からすると「なんかよく分からないけど、この探偵社さんすごいのかも…!」と思わせるような、それっぽい宣伝文句がズラッーとホームページには並んでいます。このへんは前述のアフィリエイターもよく引用して紹介してますね。よく目にする謳い文句をまたもやピックアップ。

◆顧客満足度99.8%!
⇒自己申告おつ。

◆女性探偵多数在籍!
⇒事務員や営業を探偵と称しています。実際に現場に入る女性調査員は全国的にも非常に少数なのが実情です。

◆結果が出なかったら0円!
⇒もしそれが本当なら雇用を抱えた探偵社なら絶対に潰れてます。本当に潰れそうなところを1社知ってますけど。笑

◆特殊機材を用いた特殊調査も可能!
⇒光学1200倍ズームとか特殊暗視レンズとか特殊機材とか、実際の調査ではまず使わないし、それが調査の成功に影響することはまずない。

◆カウンセラー制度!
⇒特別な資格もないあのゴリゴリ営業集団のことかな…?

◆メディアに多数掲載!
⇒調査力とはまた別の話。ただ多少は規模の目安になる。

◆特殊訓練を受けた探偵犬の調査も!
売上経費計上担当、調査になんて使いません。ちなみに僕は散歩してあげてたことあります。ワンコかわゆい (ฅ`ω´ฅ)

◆一般社団法人○○調査業協会加入!
⇒ただの自称団体。そもそも監督官庁制度は廃止されてるし国の認可なんてない。いわゆる弱小探偵社を囲って喰いものにしてる団体。

◆真実はいつもひとつ!
⇒バーローwww

ごめんなさいもうコナンやめます本当にすいません。ネットでの探偵選びに疲弊した依頼者さんが「どこの探偵社もうさんくさすぎて、もう一体何を基準に選んだらいいのかわかりません…」と僕にDMで泣きついてくるのも納得できるなぁと。あと中小規模の探偵社に多いですが、ホームページの作りが妙に粗雑で安っぽかったり、無料素材の画像ばかりを使ったページが多いのも、うさんくさいレベルを上げる要因になっていると思います。いやいや絶対お前在籍してないだろって人間の画像が『私におまかせください!』とか言ってるのってやっぱシュールですもんね。笑
逆にそこそこ規模の大きい探偵社は、携帯向けの専用のランディングページを外注しており(製作依頼料が何百万もするんですよ!)見栄えにめちゃくちゃ力を入れています。

いやはや時代は本当にインターネットだなと感じますよ。ここ10年だけでも加速してきていると実感します。そういえばみなさん街中で探偵のポスターみたことありすよね?あの黒い犬のポスターで「探偵」って大きく書いてあるやつ。創立60年近い超老舗のAGという探偵社ですが、なんと今年の初めに負債総額1億円で倒産しました。ポスターだけの宣伝ではネット時代の波に追いつけなかったようです…探偵のネット集客戦国時代ですね。

当たり前ですが探偵の口コミなんてのは、ネットであってもそうそう表には出てきません。ちなみにTwitterの匿名アカウントのちょっと愚痴交じりの探偵社に対してのつぶやきとかはリアルな内容で意外と信憑性高いですよ。

  

まぁ散々ここまで随意に書き殴ってきましたが、個人的にはアフィリエイトも探偵社の呼び込みも別に全然いいとは思うんですよ。ビジネスだし。ただ、騙すような嘘は駄目だよねってことです。それが言いたかったんです。(コナンじゃねぇのかよ)

  

  

じゃあ結局どこの探偵に依頼したらいいの?

最初にも説明した通り、依頼者の目的・内容・持っている情報・背景により、規模・難易度・最適な調査方法は変わってきます。だから探偵の依頼ってのは直接ある程度の話を聞くまでは、一方的にここがおすすめということは言えない。

なので、探偵に関することで本当に真剣にお悩みの方は
小沢まで連絡をくださいご相談に乗ります。

おいおいなんだよ、結局は営業トークかよ!
とか思ったそこの貴方、それは誤解だ。

このブログと、フォロワーがゆうに1万人を超えるTwitterを通じて、僕はほぼ毎日メッセージや相談のDMを頂いています。これは自慢でも何でもなくて探偵という仕事に需要があるからなんです。ですが、 僕は正直、あまり依頼を受けたがりません。

というのも、そもそも僕は探偵という仕事が好きな、ただの変わり者です。たくさんお金が欲しいという気持ちはそこまで無くて、毎月生活の為の最低限の収入があって、大好きなゲームができればそれだけで幸せなんです。

でもまぁこんな僕も20代の下積み時代の頃は、毎日睡眠時間3時間で朝から晩まで泥水をすすりながら調査現場を駆けずり回って探偵修行してましたよ。調査車両を運転しながら信号機が赤色で止まる度に数秒間寝てたなぁ…。24時間365日、深夜だろうが半ノイローゼ気味の依頼者さんからバンバン電話がきたりもしてました。でもそうやってたくさんの仕事を抱えてしまうと ひとつひとつの案件としっかり向き合うことができなくなってしまうので、最近はもうあまり無理はしないようにしています。 Dead by DaylightとFF14のデイリークエストを毎日やらないといけないんです。

これは持論なんですが、そもそも探偵というのは本来はこちらから営業をかけるべきではないと思っていて「奥さんそれ本当に調査する必要あるんですか?ちゃんと旦那さんと話し合えば済むんじゃないですか?お金もったいないですよ」とか普通に言っちゃう。示談をするにしても相手が納得さえすれば、極論探偵への依頼も必要ないですからね。

それに調査の依頼を受ける探偵側にだって多大なリスクがある。世の中には本当にヤベー奴がいっぱい居るし、ストーカー幇助(ほうじょ)なんてしたら一発で探偵業務停止命令食らう。調査の正当性はもちろんのこと、依頼者の人間性だって重要視してるんです。不倫の証拠を撮る為には、一時的に不倫を黙認しなければならない。探偵に依頼をするとは、すなわちそういうことだ。依頼者と探偵とで二人三脚で戦っていく、その覚悟があるかどうか。

  

依頼者が探偵を選ぶのと同様に、探偵もまた依頼者を選んでいるのだ。

(…決まった。最後自分でもビックリするくらいビシッと決まった…)

 

   

     

探偵の聞き込み

先日こんな依頼があった。

「ある一軒家の購入を検討しているんですが、隣に相当変わった人が住んでいるという噂が立ってるんです。不動産屋からは、その変人のせいで物件の値段を少し下げていると聞きました。隣の家の人物の調査をお願いできますか?」

珍しく浮気調査ではない依頼。尾行や張り込みではなく、いわゆる聞き込みがメインとなる調査だ。やりましょう。何を隠そう、小沢は聞き込み調査も得意なのだ。

聞き込み調査は役作りが大事だ。まず聞き出したい情報から逆算して、それを知ろうとするのに自然な人物像と設定を設けて、そう見られるような服装や風貌で調査に臨むのだ。もちろん、あくまで探偵ということは伏せなくてはいけない。

今回の調査では「趣味は映画鑑賞で大学の専攻は文化人類学、温和な性格で妹想いだけど、ちょっと不器用な兄」という疑似人格でいこう。ちなみに ここまで細かく人格設定する必要はまるでない。好きな映画監督はデヴィッド・フィンチャーです。

早朝に現場へ到着。
家の前には…

あ、ヤバい。

ヤバいヤバい。
既にこの家ヤバいぞw

石の並べ方に只ならぬにこだわりが感じられるし、水道修理のステッカー集めすぎ。
っていうかなんだよ魂って。笑

気を引き締めて聞き込みを開始。探偵が近隣住民の聞き込みをしていく際には、原則調査対象の居住先から離れた家の住人から聞き込みを始めて、順番に少しづつ調査対象者の家に近い住人へと聞き込んでいくのがセオリーだ。

探偵の聞き込みのテクニックは色々あるのだが、今回は最強の聞き込みのチートアイテムを紹介しようと思う。

それは…

Amazonギフトカード(500円)である。

選ばれし者のみが手にすることのできる この神聖なるホーリーカード。

聞き込みをする際に、このAmazonギフトカードの封筒をわざと手にたくさん持って、おもむろにチラつかせるのだ。こいつなんか配ってんじゃね?感を醸し出すことによって、まずは会話を成立させる。業界でいうところの【Amazonカードオープナー】だ。すかさず「あ、これつまらないものですが…お話のお礼に受け取ってください」と手渡すと、あーら不思議。知りたい情報がぽんぽん出てくる。

そう。

人はみな、Amazonギフトカードの前には無力なのだ。

風の前の塵に同じ。
動かざること山の如し。
オレ オマエ マルカジリ。

主婦とか本当にすごいですよ、火曜サスペンス劇場の登場人物みたいにペラペラしゃべってくれるからマジで捗ります。

中にはこういうのを受け取らない方もいるんですけど、そういう人って「謝礼とか受け取らないで親切に話をしてあげている自分」ってのに陶酔しちゃってることが多いので、逆に断ってからの方が 気分が良くなって饒舌になるんです。

ちなみにコンビニとかで買えるAmazonギフトカードは最低金額は1000円からなんですけど、このAmazonのHPだと500円のギフトカードが唯一買える。しかも一枚一枚が個別に包装されているので見栄えも良いからサッと渡しやすい。5000円で小刻みに10枚配れるって結構便利なんですよね、わりと経費の節約になります。おいそこ、セコイって言うな。探偵はこういう細かい積み重ねで事件を解決に導いていくのだよワトソン君。

ギフトカードを巧みに捌いた小沢は、見事に対象者の情報をゲット。毎日定時になるとヤバい音楽が家から爆音で聞こえてきたり、奇声を上げながらお札を道にばら撒いたり、週1ペースで家の前にパトカーが止まってたり、鍵が開いてると近所の家の中に勝手に上がり込んじゃうとか、まぁ無事にヤベー奴ということが判明致しました。(聞き込み前からわかってたけど)

最後に、その対象者が1時間かけて庭の石の配置をいじっている映像を撮影してから調査終了。依頼者さんに報告書を提出しながら説明をした。

「いくら安いからって、そんな人の隣には住めないなぁ…迷ってたけど、これでこの物件を諦める踏ん切りがつきました。一生の買い物と比べたら とても安い出費でした、どうもありがとうございました」との事。

  

とんでもない。
こちらも結構楽しませて頂きましたから。
♰ 魂